『老後のお金はどうすれば良いの・・?』

今日は「お金」と「老後」について考えてみましょう。

皆さんは「老後」のために貯えは出来ていますか?

或いは「老後」は、どんな暮らしがしたいですか?

「今、貯金はないが老後は豊かに暮らしたい」とお考えの方、
どうすれば良いのでしょうか?

ここで皆さんと一緒に考えてみましょう。

今、40歳のあなたが「70歳で仕事をリタイアして」

その後は、人並みの老後を過ごし「90歳まで生きた」としたら

どのくらいの貯金があれば良いのでしょうか?

老後に必要な資金は・・

90歳-70歳=20年間ですから

仮に年間500万円で暮らしたとしたら、必要な貯金は

20年間×500万円=一億円となりますよね。

「えっ!一億円も・・」と思うかも知れませんが

お金は時間の経過とともに劣化しますから

もしかすると「一億円では足りない」かも知れません。

それはさておき、一億円を貯めるのには、

年間いくらの貯金が必要になるのでしょうか?

一億円 ÷ 30(70歳―40歳)ですから、

年間330万円以上の貯金が必要となります。

それでは「年間330万円以上の貯金」をするためには

どのくらいの年収が必要となるでしょうか。

今、仮に「年間500万円」で生活するとしたら

貯金の330万円と生活費の500万円を合わせて

年収で「830万円」あれば良い計算になりますよね。

「これなら、どうにかなるか?」と思われるかも知れませんが

ここで考えて頂きたいのは、ここは日本だということです。

ですから、稼いだら税金を払わなければなりません。

では、どのくらいの税金が必要となるでしょうか。

税金には、所得税の他に住民税や健康保険税なども必要になります。

従って、家族構成や住む地区によって若干異なりますが

年収1200万円で、手元に残るのは700~800万円です。

ですから「年収で1200万円以上」が必要となります。

従って「月収で100万円以上の稼ぎ」が必要だと言うことです。

いかがでしょうか?

「月収100万円以上」を30年間、稼ぎ続けなければならないのです。

因みに、年収2000万円だと手元に残るのは約1200万円です。

こう考えると「老後のためにお金を貯める」と言うことが

いかに難しく、そして効率が悪いかが判りますよね。

ましてや60歳を過ぎた私には、とても不可能なことです。

ですから私は、老後のために「お金を貯める」ことを諦めたのです。

でも、安心してください。

この30年間で「資産をつくれば良い」のです。

有形、無形を駆使して『財産』を築けば良いのです。

「お金を貯める」よりも私は簡単だと思います。

例えば、人に親切にして「老後を診てくれる人」をつくるとか。

信用や人脈を築いて、それを「お金」に換えるとか。

人のお役に立つ知識や技術を身に付け、
それで「お金」が入る仕組みをつくるとか。

「年間500万円」が必要なら、

「年間500万円」の「お金が入る仕組み」を作れば良いのです。

先日、ある方にお会いしたら

「贅沢は出来ないが、人の喜ぶことをしていると

食うに困ることはないよね」と話してくれました。

私も、同感です。

人に親切にし、人に必要とされる生き方をしていると

「食うに困ることはない」ようです。

一億円を貯めることは難しくても、

こんな生き方なら出来そうだと思いませんか。

そう考えると『人生なんてチョロイ』ですよね。

しかし、やはり他力ではなく「自分のお金で老後を楽しみたい」と

お考えの方もおられるでしょう。

では、そう思う方は、どうすれば良いのでしょうか。

「大丈夫です」

それは、そう難しい事ではありません。

「お金」ではなく「資産」で殖やせば良いからです。

つきましては、次回は「資産の殖やし方」と

「お金ではなく、資産で殖やすと、なぜ良いのか?」について

考えたいと思います。

今日も最後までお付合いくださり、ありがとうございました。

今日も素敵な一日となりますよう・・

感謝 合掌