『ビル・ゲイツに慕われた日本人女性』

今日は、世界一の億万長者であり、世界的大企業・マイクロソフトの会長である
ビル・ゲイツ氏と対等に話すことのできる日本人女性の話をご紹介しましょう。

彼女は、昭和14年の生まれで現在78歳(2017年現在)です。

最終学歴は中学校卒業。

彼女の職業は「ビルの清掃婦」

俗にいう「掃除のおばちゃん」です。

そんな彼女が、なぜ世界的大企業の会長から慕われているのでしょうか。

ビル・ゲイツの主催するパーティーに招待されるほどの友人になったのでしょうか。

皆さんは、興味はありませんか。

彼女は、幼い頃に両親を亡くし、中学校を卒業すると
直ぐに働きに出なければなりませんでした。

そこで彼女は、地元の大手百貨店に就職のための面接を受けに行きます。

しかし、面接官は、彼女が孤児であることから、最初から冷たい態度です。

「自分を受け入れてもらえることはない」と確信した彼女は、

「私のような者に働き口を提供するのが、

あなたがたの仕事なのではありませんか?」

「これで失礼します」と言って席を立ちました。

自分では、どうすることも出来ないことで自分が評価され、見下される。

14歳の彼女は、辛くて、悲しくて、涙が止まらなかったそうです。

いまから64年も昔の出来事です。

彼女は、やがて結婚し、一児をもうけ、家計のためにと働きに出ました。

仕事は、掃除のおばちゃん。

出勤は早朝、時間は不定期で、土日もありません。

そして、帰宅が夜遅くなる日もあります。

しかし、彼女は一生懸命働きました。

その姿勢が認められ、いつしか彼女は
マイクロソフトつ日本支社のビルの清掃責任者となりました。

30名余の部下を使い、自らも清掃を行っていました。

そんな、ある日のことです。

男子トイレの掃除を終え、清掃道具を持って出ようとしたとき、
背の高い外人と入り口でぶつかりそうになりました。

その外人さんは「I’m Sorry」と言いました。

おばちゃんは、おもわず「ヒゲ、ソーリー」と答えました。

日本語の分かる外人さんは、笑いながら、
自分のあごの周りを撫でるふりをしながら

「ひげ剃り?」と笑いました。

おばちゃんも、一緒に笑いました。

その外人さんこそ、ビル・ゲイツだったのです。

日本が大好きであるビル・ゲイツは、マイクロソフト社の中で
いつも日本の作務衣を着ているそうです。

他の社員は、重役も平社員も、みんな背広にネクタイです。

ビルの中で、ビル・ゲイツだけは作務衣を着ています。

そして、どこに行くにも、ビル・ゲイツには、
常に、2名のボディガードがついています。

しかし、トイレに行くときだけは、
ボディガードは、トイレの入り口前で待ちます。

このときだけは、ビル・ゲイツは、一人になれたのです。

そして、ほんの一言二言の会話をしたのです。

それは、トイレで鉢合わせし「ヒゲソーリー」と冗談を言ったことなど
誰もが直ぐに忘れてしまうような、ほんの些細な出来事でした。

それから間もなく社内でクリスマスパーティがありました。

すると、おばちゃんの元に、突然の内線電話があり
「パーティーに参加するように・・」と指示がありました。

仕事中でもあり、他の掃除のおばちゃんたちもいるので断ると、
しばらくして、また内線がかかってきました。

「おばちゃんたち全員で参加してください」

「ビル・ゲイツ社長からの直々の依頼です」と言うのです。

仕方なく、おばちゃんは、当日出社していたおばちゃんたち全員を呼び、
みんなでパーティ会場に行きました。

当然ですが、普段の作業衣のままです。

おしゃれなんてしていません。

こわごわと会場に入って行くと、そこにはたくさんの社員さんがいました。

そして、ビル・ゲイツ会長もいました。

普通の社員だって、ゲイツ会長と直接会話なんて、なかなかできません。

しかし、ビル・ゲイツは、

おばちゃんを見つけると、とっても嬉しそうな顔をして

「よく来てくださいました」と

おばちゃんを熱く抱擁し歓迎してくれました。

そして「このおばちゃんは、すごい日本人なんだよ」

「私が大好きな人です」と、みんなに紹介してくれたのです。

一緒にいた他の掃除のおばちゃんたちにも、

ビル・ゲイツが単なるおべんちゃらではなく、

本気で、このおばちゃんを尊敬し、
親しみを込めていることがわかったそうです。

それほどまでにビル・ゲイツはおばちゃんを歓迎したのです。

この話を聞いて、皆さんはいかがでしょうか。

私は、とても感動しました。

掃除のおばちゃんたちと言うのは、会社の中では、いわば日陰者です。

トイレで出会っても・・、

廊下ですれ違っても・・、

その存在を意識されることはありません。

しかし、日本びいきのビル・ゲイツは、

どんなに汚い仕事でも、

どんなに辛くても、

何十年でも、それを誠実に行い、

しかも「ヒゲソーリー」と言うような

ユーモアとウイットを忘れず、

堂々と自らの仕事に精を出す。

そんな本来の日本人の典型を、

彼女の中に見いだしたのでないかと思います。

作務衣を着て、日本が大好きなビル・ゲイツには、

彼女が誠実に毎日の清掃をしていること、

自分の仕事に誇りを持って生きていること、

そして彼女が胸を張って堂々と生きていること

これらを、瞬間に見抜いたのだと思います。

だからこそ彼の心の中に、彼女への尊敬の念がわき起こり、

トイレであった小さなその事件を忘れず、

パーティに全員を招待したのだと思います。

世界を知る大人物のビル・ゲイツが、

日本でただ一人、信頼のできる友人とまで称した

このおばちゃん。

実は、同じ歳の旦那さんは、ある会社の経理をしていて、
定年後も、その手腕を買われて会社に残り、

たいへんな高級をとっていたのです。

つまり、彼女は、別に働かなくたって、
十分に飯を食っていけるだけの収入はあったのです。

けれども、彼女は言います。

「働かないと体がなまるし、働くことで
毎日、人様のお役に立てれることがとっても嬉しいのです」と

「人のお役に立ちたい」という使命感。

「与えられた仕事に全力を尽くす」という責任感。

「自分の仕事に誇りを持つ」という自負心。

そして、これらの根底にある

「人を思いやる」という日本人としての優しい心。

私たちが、いつまでも待ち続けたい・・

また、次の世代に受け継いでいきたい・・

「日本人の心」ではないでしょうか。

この「掃除のおばちゃん」のように、

自分の仕事に、使命感と誇りを持って取り組んだなら

学歴も家柄も関係ないのです。

或いは、特別な才能や知識がなくても

世界一の金持ちに慕われ、尊敬される存在になれるのです。

そう考えたら『人生なんてチョロイ』と思いませんか。

今日、素晴らしい一日となりますように・・

感謝 合掌