皆さんは『子ども食堂』って知っていますか?
子どもやその親、および地域の人々に対し、
無料または安価で栄養のある食事や
温かな団らんの場を提供する食堂です。
片親の子どもや、共稼ぎの鍵っ子にとって
ご飯の温かさだけでなく、人の温かさにも触れられる
かけがえのない場所ではないでしょうか。
その『子ども食堂』が、地域の方々に支えられたり
自治体の支援などによって2286ヶ所に増えたそうです。
まさに『たすけ愛』だと思います。
大変、喜ばしいことで嬉しいです。
私も現在、カンボジアの子供たちに支援をしていますが
子どもたちから手紙が届くと嬉しいです。
私たちは、子どもたちに何かを与えているように思いますが
実は、子どもたちから、たくさんの喜びを与えて頂いているのです。
ですから、人に会った時に「支援すること」をお勧めするのですが
多くの方に「それは、素晴らしいことです」
「私も、余裕ができたら支援させて頂きます」と言われます。
しかし、その様な人たちは「余裕ができても、
支援をすることはありません。
また「余裕ができたら支援するのではなく、
余裕がない時だから支援をする」と良いの様です。
すると「余裕ができる」ようです。
今から2500年前、お釈迦さまは「托鉢(たくはつ)」を思いつき
弟子たちに「明日から托鉢をやりたいと思うが
『貧しい人々』の家を回りなさい」と告げます。
『托鉢』とは、修行僧が鉢を持って家々を回り
食べものやお金をもらうことです。
当然ですが、弟子たちは驚きました。
「どうして金持ちではなく、貧しい人々なのですか?」
お釈迦さまは「貧しい人々は、自分が貧しいと思い続けて
他人に施しをしてこなかった人たちです」
「他人に施しをすることで救われるのだから、
救いに行ってあげなさい。そのための托鉢です」と答えました。
「自分に財力がないから、施しができない」と思っている人は、
「施しをしてこなかった」がゆえに、財が入ってこなかったのです。
これは、金額の問題ではなく気持ちの問題のようです。
お金だけでなく、技術でも情報でも時間でも、
与えている人には、それ以上のものを得ることが多いようです。
ですから、先ずは与える人になりましょう。
すると、多くを得る人になるでしょう。
いつから・・
「いま ここから」でしょう。