前回のブログのタイトルには
『お金を追うものは、お金に追われる』と書きましたが
本当は『理想を追うものには、お金がついて来る』と言いたかったのです。
今日は4月最初の月曜日で多くの企業、官公庁では新社会人を迎えて
入社式や入庁式が行われたようです。
私も今から48年ほど前に社会人の仲間入りをさせて頂きました。
思い出すと懐かしいですね。
私は職人の世界に入りましたから先輩たちから手洗い洗礼を受けました。
私たちが社会人になった時代は日本が高度成長の時代でしたから
多くの人が夢を持ち、輝いていました。
ですから、どんな辛いことも苦になりませんでしたよね。
私の場合は、住み込みの職人の世界でしたから
朝6時に起床し、夜10時位まで働いていました。
仕事が終わっても先輩が寝るまでは気が抜けませんから
寝るのは、いつも1時(25時)過ぎでした。
休日は第一日曜と第三日曜の月2回だけでした。
今では、完全にブラック企業ですね(笑)
それで頂いた給料はいくらだったと思いますか?
それは・・
初任給は9,000円でした。
それからしばらく経って10,000円になりましたけどね。
勘違いしないでください。
日給ではありませんよ。 月給でですよ。
そう考えると『お金の価値』はだいぶ変わりましたよね。
物価は、そこまでは上っていませんから
「お金の価値」の低下は顕著ですよね。
この様に「お金の価値」は、時間の経過と共に「劣化する」と言うことです。
「資産をつくりたい」とお考えの方は「このこと」を胸に留め置きください。
私は、あの厳しかった職場環境に、とても感謝しています。
何故なら、その後に携わった仕事が
「何をしても楽(ラク)」に感じたからです。
そして、その体験、経験はのちの人生に大いに役立ったからです。
私たちの世代が厳しい環境の中でも頑張れた原動力の一つは
「夢」があったからだと思います。
ですから、新社会人の皆さんも、与えられた仕事には
「夢」を持って取り組んでみてはいかがでしょうか。
「夢」があると人は頑張れるんですよね。
しかも「夢」が大きければ大きい程、人は頑張れると思います。
また、「夢」が大きければ大きい程、人は成長できると思います。
ですから、新社会人になった証として
「夢」を持ってみてはいかがでしょうか。
それも、出来るだけ『でっかい夢』をです。
ここで言う『でっかい夢』とは、何も「総理大臣になろう」とか
「世界一の金持ちになろう」とかでなくて良いのです。
その様な「夢」でなくて良いのです。
もちろん、この様な夢を持つことは良いことだと思います。
ただ、私のいう『でっかい夢』とは
与えられた仕事で「ナンバーワンになろう」です。
例えば、お茶くみを任されたら「私は日本一のお茶くみになろう」とか
コピーを任されたら「誰よりも綺麗なコピーをして
みんなの仕事のサポートをしよう」とかです。
すると上司は、あなたを「お茶くみ」になどしておきません。
「コピーを取らせる仕事などではなく、
コピーをお願いする立場」へと昇格させるでしょう。
ですから、その道で「一番になろう」
「日本一になろう」と自分に誓って、最善を尽くすのです。
それが、新社会人にとって必要な心構え(意気込み)ではないでしょうか。
人生に於いて大切なのは
「才能ではなく、意気込み」なのではないでしょうか。
そう考えると『人生なんてチョロイ』と思いませんか。
今日も最後までお付合いを頂き、ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
感謝 合掌