「おめでとうございます」よりも「ありがとうございます」

言葉はちから

 

『平成』が『令和』に変わりましたね。

徳仁(なるひと)天皇の即位の儀式も済み街はお祝いムードでいっぱいです。

 

 

昨日、街には「天皇陛下御即位おめでとうございます」

という言葉が溢れていました。

 

私も、新天皇の誕生を心より祝っています。

しかし、私には「おめでとうございます」ではなく

「ありがとうございます」の感謝の言葉の方が合うように思います。

 

 

何故なら、即位の際の徳仁新天皇の言葉に

「この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします」とあったように

天皇陛下は、これから何十年という歳月すべてを

私たちの苦楽を背負って過ごされるのです。

人生のすべてを私たちの安寧と幸せを祈って過ごされるのです。

 

ところで皆さんは、ご存知だったでしょうか?

天皇陛下は、毎年新年の早朝、冷たい空気に包まれた

皇居内の神殿で、東西南北、四方の空に向かい

 

 

「もし今年、日本に災いが降ってくるのであれば、

まず私の体を通してからにしてください」と言う主旨の祈りを・・・

 

要は「国民が災いを浴びるくらいなら、私に与えてください」と

神様にお願いをするそうです。

また、私たちの象徴として生きるのです。

それは、私たちの手本となる生き方をしなければならないと言うことです。

「自分」を抑え「私たちの安寧と幸せ」のために生きるのです。

私のような凡人には、到底、想像することも出来ません。

 

 

このことを思うと「おめでとうございます」の言葉ではなく

私たちの苦楽を背負って過ごして頂けることに

心からの「ありがとうございます」と言う感謝の言葉を

私は口にせずにおれません。

 

明仁(あきひと)上皇は、退位の際の言葉の中で

「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に心から感謝します」と

ありましたが、感謝をすべきは、私たちの方だったと思います。

 

 

本当に、長きにわたりお疲れさまでした。

そして、心から「ありがとうございました」

感謝の言葉をお伝えしたいと思います。

 

また、新天皇陛下には、私たちのために即位して頂き

「本当に、ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝え

「恩返し」をしたいと思います。

 

その「恩返し」は『令和』と言う時代が「佳き時代」となるよう

私たち一人一人が幸せになるよう努めることだと思っています。

 

ですから私は「幸せになる」と決意するのです。

 

いつ・・

いま、ここから・・です。

 

感謝 合掌